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執筆者の写真Yoshi Masuda

八ヶ岳西麓のねこみみワイン


八ヶ岳西麓にある「ねこみみワイン(オレイユ・ド・シャ)」に行ってきました。


八ヶ岳西麓ワインバレーは、信州ワインバレー構想へ2023年3月に加入した新しいワイン産地です。


八ヶ岳西麓には、現在5つのワイナリーがありますが、ねこみみワインは、その中で3番目に登録を完了したワイナリーです。他の2社(八ヶ岳はらむらワイナリー、水掛醸造所)

より、少しだけ届け出が遅れ、1番になれなかったそうです。


IT企業に勤務されていた小出社長が2018年に、ぶどうの栽培を開始。昨年(2023年)最初のワインを出荷しました。小出社長とお嬢様の夕希さんのお二人でやっていらっしゃるとても家族的なワイナリーです。



ちょうど、前日に、収穫したゲヴェルツトラミネールの圧搾が終わったところで、発酵前のゲヴェルツトラミネールの果汁を飲ませて頂きました。甘いですが、ゲヴェルツトラミネール特有のライチの香りが。


これから、タナやシャルドネなど、その他のぶどうの収穫が、始まるそうです。とても忙しい時期にもかかわらず、醸造所を案内して下さいました。


ここは、住宅地で工場が建てられないので、ポンプなどを使うことが出来ません。従って、発酵樽から熟成樽への液体の移動など、多くの作業を手作業でやらねばなりません。たった2人でやっているのに、手間暇がかかります。



その分、熟成には、洗浄に時間がかかる木樽を使わずステンレス樽を使うなど、時間節約を心がけていました。



破砕機や圧搾機も手動で、手作り感が溢れていますが、とても清潔な印象があり、良いものを作ろうという作り手の心意気が感じらます。



一般公開はしていないようですが、小出社長は、もう少し大きくなったら、一般公開したいと言ってしました。まだ、生産量が少ないこともあって、昨年生産したワインは完売だそうです。テイスティングが出来なかったのが残念でした。



ちなみにワイナリー名の「ねこみみワイン」は、地元の里山である大泉山と小泉山を猫の耳に例えて名付けたとか。「かわいいけれど爪も牙もある、親しみやすいけど芯のある、そんなワインを提供していきたい」との思いも。



小出社長もお嬢様の夕希さんも、ワインに対する愛に溢れていて、これからの確実な成長を感じました。


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